2014年7月5日土曜日

最優秀賞コンクール受験記 No.6 コンクール本番 私の番だ



さあ、いよいよ会場入りだ。

5時少し前に、ホテルを出て、市民会館に向かう。

 行くと、まだ28番。私は42番。まだまだである。一人15分から20分。すると、あと4時間くらい。小生の番は9時過ぎかなあ。

 まだまだ時間があるので他の人の演奏を聴く。会場に馴染みたいのだ。また、他の人の演奏も是非聴いてみたいのだ。
 思わぬ所でミスする人もいる。でも、これがコンクールなのだ。

 課題曲が巨大である。八重山古典民謡の大曲、難曲を4曲、それを審査員や観衆の前で15分超に渡り引き続ける。大変な精神的な集中力が要求されるコンクールである。 超弩級のコンクールである。

 私も7時に砂川先生に着付けをしてもらって本番に備える。と言ってもすることもない。いくらでも唄いたいが、喉を潰すだけである。

 クーラーのよく効いた控え室で、ちょっと練習。工工四を見ながら弾いてみた。見ないで弾いて、間違うと、おかしいほど動揺するからである。こんなところで動揺しても、もうしょうがないだろう。

 控え室で一緒の人と少しお話をする。同門の人もいたし、違うところの人もいた。

 それぞれが同じ緊張をしている。



本番直前 緊張の面持ちで出番を待つ。



 前の人が終わりいよいよ自分の番。膝が痛いので大きな枕を持って入る。三線に調音器が付いていないように注意した。

 越城 Aで。高い声でちょっと難があるのかもしれないが、さほどミスはない。島の古老が昔話を小声でするように唄った。

 しかし、十分にホールには響いていると思う。二曲目。たらくじ。

 中位の手が少しずれた所があるが、なんともない。

 二揚げ。ちょっと調弦ズレたか。仲筋 無難である。高音が難があるかな。

 月 今日、七の音が違うとか言われて難渋した。結局、いつもの七で行った。今更直せないし、そんなことをしたら、全線が崩壊しそうである。

 無難に終わった。

 何と言うか、肩の荷を下ろしたと言うか。

 終わった後、八重山毎日新聞からインタビューを受けた。最北端から来たと言うことで。明日新聞に出ると言う。楽しみである。栄誉なことである。

 ホテルに戻り、風呂に入り、体を清めて、ボヌールに衣装を返して、先生の所で飲んだ。





終了後の記念写真



ボヌールに衣装を返す


 
 そのあと安里屋で飲んだ。安里勇さんの唄が今日は妙に心に染みる。

 初めは一人で飲んでいたが、何人かが集まった。ほとんどが、今日、最優秀賞を終わった人。皆、興奮覚めやらぬお顔。何かしら、ポッポとしている。あれだけの曲をあれだけの集中力を以て歌い上げると、こうなるのだろうか。

 とにかく、このコンクールはきつい。その中でも、最優秀賞は非常にきつい。

 課題曲が膨大だ。八重山古典民謡の大曲、難曲を8曲

 本調子:越城節 たらくじ まんのーま 石ぬ屏風

 二揚げ:仲筋ぬぬべーま 月ぬ真昼間  しょんかねー 崎山節

 これをとにかく暗譜して、人前で唄えるようにする。コンクール本番の2週間前に、抽選の上で課題曲4曲が発表される。

 2週間しかないので、このときまでにとにかく、課題曲8曲はすべて暗譜はもちろん、かなり唄い込んでおかないとどうにもならない。

 今年は、本調子:越城節 たらくじ  二揚げ:仲筋ぬぬべーま 月ぬ真昼間

 2週間の間、とにかく唄い込み。

 それで、とにかく皆、沢山の審査員と聴衆の見守る中、極度のプレッシャーに堪えて唄い切ったのである。皆、共通の思いで結ばれた。不思議な感覚であるが、心地よい。

 このあと、さがりぱな を皆で見に行った。730交差点のすぐ近くの道ばたにある。


 10mくらいのところからすごく香ばしい香りがした。流石に名にし負う、音に富ゆまりる さがりぱな である。

 皆で見て、写真を撮った。タクシーで帰った。
























コンクール最優秀賞受験 石垣島にて もくじ






0 件のコメント:

コメントを投稿